50か国以上、40年以上の研究の成果

クリフトン・ストレングスファインダー(Clifton Strength Finder)は、クリフトン博士が40年に及ぶ調査・研究の末に、1998年、そのアセスメントと34の資質が生み出されました。

「人間の強み」に関する研究に基づいて言語化された34の資質とそれを知るためのアセスメントは、世界中で数百万人が利用しているものです。

ストレングスファインダー「さあ、才能に目覚めよう」は20か国以上の言語に翻訳され、100以上の国々の企業や学校、コミュニティなどで活用されています。

弱みを克服すれば何でも達成可能という間違い

本の中にも出てきますが、子どもの頃「頑張ればなんだってできる!」と先生や親から言われたことはないでしょうか?

または、会社において上司と1対1の評価ミーティングの時に「君は分析が苦手なようで提出が遅くなるから、もっと勉強して克服するように」など、弱みに焦点をあててそれを克服すればバッチリ!といったフィードバックを受けたことは……?

Gallup社の長年のリサーチの結果は、「人は強みにフォーカスして強みゾーンで力を発揮すれば生産性は6倍にもなる」というものです。

では、あなたの弱みの部分はどうしたら良いのでしょうか?

チームメンバーがいます。そしてパートナーシップを組んでコラボレーションをすることが出来ます。

発想転換して「強み」にフォーカスすることで、何倍もの成果を出すことが実際に可能なのです。

「強み」とは何だろう?

ところで強みの定義は何でしょう?例えば、次のような質問をご自身にしてみてください。

・自然にあまり努力しなくてもできることは何?

・惹きつけられて、思わずワクワクするような活動は?

このような質問の答えにあなたの強み、才能は潜んでいます。あとは、その潜在的な能力が存在する領域を発見してあげれば良いのです。

Gallup社のクリフトン・ストレングスファインダーでは「強み」と「才能」を次のように定義しています。

才能 = 生産的に適用できる思考、感情、行動の自然な繰り返しパターン。

強み = 特定の作業において、ポジティブな結果を一貫してほぼ完璧に生み出す能力。強みを完成させるには、才能から育て上げる。 

才能は十人十色、才能を見つけて強みにする

クリフトン・ストレングスファインダーでは資質は34とされています。ただし、同じ資質でもまた人それぞれ違う強みがあります。例えば「コミュニケーション」という資質を例にとってみましょう。

コミュニケーションという資質の中には、人前でスピーチをする能力、書くことが得意、人との関係性の中でコミュニケーションを取るのが上手、プレゼンテーションが得意などいろいろな才能があります。「コミュニケーション」資質がトップにある人は上記のすべてが得意なのかというとそうではないと思います。

トップ5、トップ10、自分の上位資質を知り、その資質をさらに深堀りする事で今まで気づかなかった才能を発見できるかもしれません。

大量のデータに基づいているから信頼できる 

アメリカでスタートしたGallup Strength Finderですが、現在では上述したように100以上の国々で会社のリーダーシップ研修、チームビルディング、コミュニティの研修などに使われています。日本においても2001年に「さあ、才能に目覚めよう」の一版目が出版されてから認知度は高まってきました。

しかしながら、まだまだ私の周囲でも「ストレングスファインダーは知っていますか?」と聞いても首をかしげる人が大多数です。「ストレングスファインダー」は素晴らしいツールでありますが、「強みに焦点をあてて成果を出すメソッド」とでも言った方がいいのかもしれません。

この種の才能を知るアセスメントは多くあるとは思いますが、何百万人ものデータの蓄積で研究されたものは多くないはずです。

 

1000名以上の学生を対象に行われた3年以上をかけて行われたある研究結果では、強みを活かしたグループとそうでないグループでは成果に6倍以上の差が出ました。

強みを活かすとずばり、効率が良く早く結果が出るのです。

強みの方程式

 

才能(頻繁に繰り返す思考、感情、行動パターン)

 x

投資(練習やスキル開発、知識を身に着けるためにかける時間)

= 強み(常に完璧に近い成果を生み出す能力)

成果を出すことに徹底的にフォーカスする

私が最初にストレングスファインダーに出会ったのは2008年ごろだと思います。日本で本に出会った訳ではなく、当時勤めていた外資系企業のリーダーシップ研修に利用されていたのです。チームごとにディスカッションを進め、当時苦手だったチームメンバーの強みを知ることでとても前向きな気持ちになったことを覚えています。 

以来、さまざまな文献、資料、また数年前にうけたMIT Sloneのオンラインコースなどからも影響を受け、また実際の企業でのチームリーダーとしての経験から、大事なことにフォーカスする(=ここでは強みにフォーカスする)ことの大切さを実感しています。

働く人にとっては、「成果を出すこと」は当たり前のゴールですが、ただ毎日を漫然と過ごしていてもゴール達成は難しいでしょう。 

成果を出すためのノウハウは巷に溢れていますが、大量のデータに基づく研究が基礎となるストレングスファインダーは、個人のデベロップメントにもチームビルディングやリーダシップ能力開発にも使える、大変優れたアセスメントと言えます。

あなたの得意を理解していますか? 

多くの人は自分が得意なことをわかっていると思っている。しかしたいていは間違っている。それでもなお、人は強みによってのみ何かを成し遂げることが出来る。

ピーター・ドラッカー(経済学の権威)

さあ、弱みに注目してそれを克服しようとするのを止めて、あなたの才能(Talent)に焦点をあて最大の成果を出すことに時間と労力を使いませんか?

<参考文献>

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう(新版) Strength Finder 2.0 

日本経済新聞出版社  トム・ラス著

    ご希望のプランをお選びください。
    ★アセスメントはコーチング前にご自身で実施し、レポートをご提出ください。
    ★お振込みいただいてから、アセスメントコードをお送りします。お申し込みをいただき次第、振込み先情報をお送りします。

    Leave a Comment